ダルマメダカとは?特徴や飼育方法、繁殖について解説!飼いにくいって本当?

ダルマメダカとは何かについて特徴や飼育方法、繁殖について解説します。ダルマメダカは飼いにくいとよく言われていますが本当でしょうか?

ダルマメダカも普通のメダカと大差ない

楊貴妃ダルマ

最初に結論から書くと、ダルマメダカは普通のメダカと飼育自体に大差はありません。病気にさえ感染していなければダルマメダカも普通のメダカも丈夫ですし、同じように飼育できます。

ただし、ダルマメダカは深く水に潜ることができない個体がいるため、そういった個体は冬に水面が凍ったら死んでしまうため、屋内で飼育しましょう。また、ダルマメダカは普通のメダカよりも産卵数が少なかったり、無精卵の割合が高い傾向があります。このため、ダルマメダカを増やすのは普通のメダカよりもやや難しいでしょう。

ただ、ダルマメダカと普通のメダカの大きな差はあまりなく、産卵数が若干少ない程度であり、ほとんど気にならないレベルだと思います。

ダルマメダカとは?特徴について

ダルマメダカの特徴について説明します。ダルマメダカは普通のメダカよりも背骨の数が少なく、胴体が短いです。寸詰まりの体がまるでダルマのように見えることから、ダルマメダカと名付けられました。

魚類においては背骨の数が先天的に少なくなるのはありふれた事象であり、たとえばオランダシシガシラやらんちゅう、バルーンモーリーなどがメダカでいうところのダルマ体型になります。

また、ダルマメダカは品種ではなく体型の特徴なので、あらゆる品種と重複します。たとえば、楊貴妃ダルマ、幹之ダルマ、オロチダルマ、レッドクリフダルマ、五式ダルマなど、ダルマ体型と既存の品種を組み合わせることも可能です。

しかし、既存の品種のダルマ体型に新しくハウスネームが付くこともあります。たとえば、楊貴妃のダルマは「初恋」と呼ばれています。

また、ヒレ長やヒカリ体型など他の体型とも重複します。たとえばヒレ長ダルマやヒカリダルマ、アルビノダルマ、ヒレ長ヒカリダルマなどの個体もあります。アルビノヒレ長ダルマなどは固定率が低くめったに出ないため高値で取引されています。

半だるま・ショートボディ

上記は半だるまの王鱗です。

メダカのダルマ体型は個体によってまちまちで、ダルマ具合もかなりバラツキがあります。完全に頭と尻尾しかない、星のカービィのようなダルマ体型から、ダルマと普通体型の中間の(半だるま)普通のメダカよりも若干胴体が短い「ショートボディ」まで幅広いです。

上の画像は夜桜ショートボディです。普通の夜桜よりも若干体が短いです。

ただ、どこまでを半だるまでどこからダルマにするのか決まっているわけではないため、作出者がダルマといえばダルマ、半だるまといえば半だるまとなります。

ダルマメダカの飼育

 

ダルマメダカの飼育は先述の通り普通体型のメダカと全く同じです。よく、ダルマメダカは普通品種と比べると弱いという説を聞きますが全くそんな事はありません。

ですが、ダルマの中には先天的に内蔵がおかしい個体もいるため、そういった個体はすぐに死ぬことがあります。特にダルマの中でも上物と言われるほぼ1頭身の個体は早死するものもいます。

ですが、ほとんどのダルマメダカは丈夫ですし、半だるまやショートボディなどは普通のメダカと全く同じです。また、屋外だと越冬出来ない個体がいるため、屋内で飼育すると良いでしょう。

ダルマメダカの繁殖

ダルマメダカはヒレや胴体が短いため、繁殖が下手だと言われています。このため、普通のメダカよりも無精卵の割合が高い傾向があります。

また、ダルマメダカは全体的に産卵数が少ない傾向があります。このため、普通のメダカよりも増やしにくく、専門店でもあまり見かけない一因となっています。

ダルマメダカの作り方

ダルマメダカの作り方について説明します。ダルマメダカは次の2つが揃うと出現する確率が高くなります。

温度が28度以上
ダルマ遺伝子を持っている

この2つを満たすと、一定確率でダルマメダカの赤ちゃんが生まれてきます。ダルマ遺伝子は普通体型のメダカでも持っているため、普通のメダカ同士から生まれた卵を30度以上で飼育しているとダルマが生まれてくることがあります。

ダルマ同士を親に使用すると、子供もダルマになる可能性が高くなります。また、ダルマ同士が親だと温度が高くなくてもダルマが生まれてきます。特にダルマ同士をかけあわせ続けたダルマ血統のメダカはダルマが生まれてくる可能性が高くなります。

好きな品種のダルマを作る

普通体型のメダカでもダルマメダカの遺伝子を持っている個体がいることから、好きな品種のダルマメダカを作ることができます。

作り方は簡単で、30から32度前後で卵を管理すると、一部のメダカはダルマで生まれてきます。生まれてきたダルマ同士をかけあわせて何世代か回すと、次第にダルマ体型が固定化するので、好きな品種のダルマメダカを作ることが可能です。

ダルマメダカの遺伝率・固定率

ダルマメダカの遺伝率はあまり高くありません。偶然生まれたダルマ同士をかけあわせても、すべての個体がダルマになるわけではありません。

また、ダルマ血統同士の子どもでも、普通体型、ショートボディ、半だるまと様々な体型のメダカが生まれてきます。

一番固定率が高いのは、ダルマ血統の親同士を30度以上で管理することです。

ダルマ血統同士から生まれた卵を高温で育てれば、ダルマ体型のメダカが誕生する可能性が高まりますが、これでもすべてのメダカがダルマメダカで生まれてはこないでしょう。

ダルマメダカの入手方法

ダルマメダカは自分で作出する他に専門店やネット通販で購入することができます。ただ、ダルマメダカは産卵数が少なく増やしづらいことから、あまり専門店は扱いたがらない傾向があります。また、ダルマメダカは普通体型のメダカよりも数が少ないため値段も高めです。

ダルマメダカの値段・相場

ダルマメダカは可愛らしい見た目をしていることから、人気が高いです。さらに希少性もあるので普通体型のメダカよりも値段が高いです。このため、ダルマメダカ1匹数百円から、高いものでは数千円で販売されていることもあります。

さらに、オロチや夜桜などの人気品種のダルマは1匹数千円から数万円以上で販売されているもののもあります。

ダルマメダカの寿命

ダルマメダカの寿命は1年から2年前後と普通体型のメダカとあまり変わりません。ですが、胴体が短い上物のダルマは突然死するリスクが高いため普通体型よりも若干寿命が短くなります。とはいえ、寿命に関してはそもそもメダカが1年から2年ぐらいしか生きないため、あまり気にする必要もないでしょう。

まとめ

ダルマメダカは普通のメダカよりも頭身が短く、愛くるしい体型で人気が高いです。飼育や繁殖も普通のメダカと大差ないためチャレンジしてみましょう。

夜桜ダルマ

最後に、ダルマメダカを飼育するのであれば卵から飼育することをおすすめします。ダルマメダカは値段が高いですし、ネットでペアで購入して死着してしまうリスクを考えると卵で数十個購入したほうが圧倒的にお得です。さらに、卵であれば本来数万円するような高級品種のダルマ体型も数十個数千円で購入できます。

ちなみに、ダルマ血統の卵なら30度以上で飼育しなくても一定数はダルマで生まれてきます。

オロチダルマ

メダカのたまご屋さんでは、夜桜だるまやオロチダルマなどの高級ダルマメダカの卵を販売しています。元親個体は数万円以上の高級ダルマの卵が、一粒あたりたったの100円以下で購入することができます。有名ブリーダーが育てた個体の卵なので安心です。また、詐欺などは一切なく、画像の個体と同一もしくは同系統の個体から取れた卵のみを使用しています。

ダルマメダカの卵を購入するのであればぜひご利用ください。

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