メダカの赤ちゃん「針子・稚魚」の育て方!生存率9割超えの最強ガイド!死なせない餌やり・水換え・環境づくり

 

メダカの稚魚の育て方について実例を交えながら説明します。死なせないようにメダカの稚魚や針子を飼育する方法について知りたい方は最後までお読み下さい。

メダカの稚魚とは?針子との違いは?

針子 稚魚

メダカの稚魚とはメダカの子供のことです。孵化したてのメダカは稚魚とも言われてますが、小さな針のような姿をしていることから「針子」と呼ばれています。

針子は親魚とは違った形をしていて、まだヒレが発達しておらず、シラス干しやオタマジャクシのような格好をしています。

さらに生後2週間~1か月前後経過すると、大人のメダカと同じような「小さいメダカ」のような形になってきます。この状態からメダカの稚魚と呼んでいる方が多いです。

メダカの稚魚や針子の詳しい育て方

メダカの稚魚や針子の詳しい育て方について説明します。

針子や稚魚の容器について

針子や稚魚を育成する容器はある程度大きなほうがいいです。初心者はメダカの針子を1リットルや2リットル程度の容器で育てようとしますがまずうまくいきません。最低でも5リットルから10リットルの容器を準備したほうがいいです。

私はダイソーで売られている6リットルから10リットルの透明容器を使っています。上記の画像はダイソーで売られている6リットルの透明ケースです。

このケースは平たい容器なので水面積を大きく採れるため針子や稚魚に最適です。

また、稚魚サイズになってきたら屋外であれば30リットルタライや、屋内であれば20リットル以上の水槽などある程度大きな水槽に入れています。メダカは容器の大きさに比例して大きくなるため、水槽サイズを大きくするほど成長スピードが早くなります。

このように、メダカの稚魚や針子を育てるときはなるべく大きな容器を使うのが生存率を高めるコツです。

孵化直後〜

メダカの針子は孵化した直後はエサを食べません。孵化して3日前後はお腹の「ヨークサック」と呼ばれる栄養が詰まった袋から養分を吸収しています。

メダカの針子は生後3日前後からエサを食べ始めますが、口が小さいため配合飼料を食べることができません。

また、生後7日から2週間ぐらいまでは粉エサも殆ど食べないので、ゾウリムシやPSB,グリーンウォーターなどのエサを用意する必要があります。
指で配合飼料をすりつぶして与えるか、稚魚用のエサを使うなどの方法もありますが、やはりゾウリムシなどを使わないと生存率が著しく下がります。

針子の水槽にゾウリムシなどを入れっぱなしでも大丈夫なので、孵化した瞬間から投入してしまっても構いません。

とはいえ、メダカの針子が数匹程度であれば水槽内の微生物を食べて生きていけるので趣味でメダカの針子を育てているのであればゾウリムシなどを用意しなくても大丈夫です。メダカの親魚の水槽には微生物が含まれているので、飼育水や水草の破片などを入れておくといいでしょう。

水換えは慎重に

メダカの稚魚は、「針子」と呼ばれている間は水質変化や温度変化に敏感なので水換えするのはやめましょう。

ちなみに針子は泳ぐ力が弱く、水流があると弱ってしまうと言われていますが、実際は水流が強くても大丈夫です。私の実家では父が生まれたての針子を上部フィルターで育てていましたが、まったく落ちていませんでした。

上部フィルターでも大丈夫なのでエアレーション程度であればまったく問題ありませんし、水質維持のためにエアポンプは室内で飼育するのであればあったほうがいいです。

ちなみに、使っている方はいないと思いますが、外部フィルターなどモーター式フィルターの水流はあまりにも強すぎるため避けたほうがいいでしょう。

メダカの針子は物理的にはとても弱いですが水質の悪化には非常に強いです。生後しばらくは水換えしなくても大丈夫です。とはいえ水が極めて悪化すると針子が死んでしまうので、孵化する前に大きな容器を準備しておくことをおすすめします。

メダカの針子〜稚魚の飼育方法

針子が順調に育っていればどんどん大きくなって、次第にメダカの形へと成長していきます。この時期のメダカの針子はまだ口が小さく、ほとんどの配合飼料を食べることができません。細かいパウダー状の人工飼料を与える必要があります。

私はパラクリアマッシュというパウダー状の人工飼料を与えています。粉タイプなので生まれたての針子でも食べることができるため生存率が高いです。

また、生き餌ではゾウリムシもおすすめです。生きたプランクトンであるゾウリムシは小さいので生まれたての針子でも食べることができます。

メダカの針子や稚魚のエサのおすすめは何?【ゾウリムシ+PSB+粉エサが最強】

このように、多くの方はメダカの針子には稚魚専用の餌や、ゾウリムシやグリーンウォーターを与えています。これらは簡単に培養できるので家にストックしておくといいでしょう。

ちなみにこの時期も趣味で少数稚魚を育てるのであれば親魚に与えているエサを細かくすりつぶして与えるだけでもOKです。ですがこのやり方だと食いが悪く食べ残しをこまめに掃除するなどの手間が生じます。

メダカの稚魚の飼育

生後1か月前後でだいぶメダカの形らしく成長していきます。この状態になればミジンコや配合飼料を食べることができます。メダカの稚魚はエサをあげればあげるだけどんどん成長していき、近年では二ヶ月足らずで大人にすることもできるようです。

メダカの針子や稚魚は外で飼育すべき?

メダカの稚魚や針子は屋外で飼育したほうが大きく育ちます。太陽光を浴びると成長スピードが圧倒的に早くなるからです。ただし屋内でもメダカの稚魚や針子は問題なく育てることは可能です。もちろん成長速度は遅くなります。

メダカの稚魚や針子の病気について

メダカは稚魚サイズに成長すると丈夫になるためあまり病気をしません。ですが針子はちょっとしたことですぐに体調を崩してしまいます。体調を崩すとヒレを閉じてクネクネと泳ぎ、まさに「針」のような見た目になってしまいます。

メダカは親魚ですら一度調子を崩すと死んでしまうことが多く、このような状態になってしまった針子や稚魚はほぼ死んでしまいます。塩浴や薬を入れてもほとんど無意味でしょう。

このため、メダカの稚魚や針子は病気にならないように水質・水温を管理することが大事です。

メダカの稚魚・針子が落ちない・死なない管理法

メダカの針子や稚魚が死んでしまう原因は餓死と水質悪化です。屋内の場合、濾過器やエアレーションを使って綺麗な水に保ちましょう。

次にメダカの稚魚や針子は水温の急変にも非常に弱いです。水換えしないほうがいいですが、もし水換えするなら部屋に汲み置いた水を予め準備しておくか、お湯と水を使うなどして水温を完璧に合わせましょう。

そもそも水換え自体が針子にとってあまり良くないためなるべく余裕を持った容器でメダカの稚魚や針子を飼育することをおすすめします。

太陽光はすべてを解決します

メダカの稚魚や針子は室内で飼育すると上記のような問題点が出てきます。ですが外で飼育すれば放置しておいても大丈夫なぐらい育てるのが簡単になります。春から夏のシーズンでは外でメダカの稚魚や針子を飼育するとかなり楽でしょう。

メダカの稚魚や針子飼育の悩みを解決!

メダカの卵がようやく孵化し、小さな命が泳ぎ始めた姿は、飼育者にとって何よりの喜びです。しかし、その喜びも束の間、「稚魚が日に日に数が減っていく」「なんだか元気がない」「大きくならずに消えてしまう」といった悩みに直面する方は少なくありません。メダカ飼育において、最も難しく、つまずきやすいのがこの稚魚の育成段階です。しかし、いくつかの重要なポイントを押さえるだけで、稚魚の生存率は劇的に向上します。この記事では、孵化したばかりの「針子」から成魚になるまでの育て方を、餌、水換え、環境づくりの3つの側面に分けて、初心者の方にも分かりやすく徹底的に解説します。

孵化おめでとう!稚魚が生まれたら最初にやるべき3つのこと

待ちに待った稚魚の誕生。感動もひとしおですが、ここからが飼育者の腕の見せ所です。まずは孵化直後に必ず行うべき基本的な管理について解説します。

親からの隔離:共食いを防ぐ最重要ステップ

メダカには、動くものを口に入れてしまう習性があります。残念ながら、親メダカは自分の子どもであっても、餌と認識して食べてしまいます。そのため、卵の段階か、孵化してすぐに、必ず親メダカとは別の容器に移してあげましょう。採卵した卵を別の容器で孵化させる方法が最も安全です。もし親と同じ水槽で孵化してしまった場合は、スポイトやレンゲなどを使い、水ごと優しくすくって稚魚専用の飼育容器に移してあげてください。

餌やりはまだ早い?ヨークサックの栄養期間

孵化したばかりの稚魚のお腹には、「ヨークサック」と呼ばれるオレンジ色の小さな袋が付いています。これは親から受け継いだ栄養の詰まったお弁当のようなもので、稚魚は孵化後2日から3日間、このヨークサックの栄養だけで生きることができます。この期間に餌を与えても食べることはできず、水を汚す原因になるだけです。焦って餌を与える必要はありませんので、ヨークサックが吸収されてお腹がスッキリするまでは、そっと見守ってあげましょう。

生存率を劇的に上げる!稚魚の餌やり完全マニュアル

稚魚育成の成功と失敗を分ける最大の要因は「餌」です。稚魚は成長のために大量の栄養を必要としますが、体が小さいため一度にたくさん食べることができません。成長段階に合わせた適切な餌を、適切な方法で与えることが重要です。

孵化直後~1週間の「針子」時代の餌

ヨークサックの栄養が尽きた、孵化後3日目頃から餌やりを開始します。この時期の稚魚は「針子(はりこ)」と呼ばれ、その名の通り針のように細く、遊泳力もほとんどありません。口も非常に小さいため、親メダカ用の餌はもちろん、通常の稚魚用フードでも大きすぎて食べられないことがあります。針子には、成魚用の餌を指ですり潰したような、きめ細かいパウダー状の餌を与えましょう。市販の針子専用フードも便利です。餌は1日に4回から5回、ごく少量ずつ、食べきれる量を与えるのが理想です。また、この時期の稚魚は自分で餌を探すのが苦手なため、ゾウリムシやインフゾリアといった微生物を与えるのが非常に効果的です。これらは常に水中で漂っているため、針子でも簡単に見つけて食べることができます。

成長期(1cm前後)の餌:人工飼料と生餌の併用

体長が5ミリから1センチ程度に育ってくると、遊泳力も増し、少し大きめの餌も食べられるようになります。市販の稚魚用人工飼料をメインに与えましょう。この時期になると、栄養価の高い生餌を併用することで、成長スピードが格段に上がります。特におすすめなのが、孵化したてのブラインシュリンプや、小型のミジンコです。動物性タンパク質が豊富な生餌は、メダカをがっしりと健康に育ててくれます。

最強の育成環境「グリーンウォーター」の活用

餌やりが不安な初心者の方に特におすすめなのが、「グリーンウォーター(青水)」での飼育です。グリーンウォーターとは、植物プランクトンが豊富に繁殖した緑色の水のことです。この植物プランクトンは、稚魚にとって天然の餌となります。グリーンウォーターで飼育することで、稚魚は24時間いつでも好きな時に餌を食べられる環境になるため、餓死のリスクが大幅に減少します。また、植物プランクトンは水中のアンモニアなどを吸収してくれるため、水質を安定させる効果も期待できます。

稚魚が快適に育つ飼育環境の整え方

適切な餌やりと並行して、稚魚がストレスなく過ごせる飼育環境を整えてあげることも大切です。

最適な容器の選び方と水量

稚魚の飼育容器は、発泡スチロール箱やプラケース、小型の水槽などが適しています。水量は、多ければ多いほど水質が安定しやすくなります。目安として、10リットルの容器であれば、生まれたばかりの針子なら50匹程度、1センチ程度の稚魚なら20匹から30匹程度が良いでしょう。成長に合わせて過密にならないように調整していくことが大切です。室内飼育の場合は、日光の当たる窓際に置くことで、メダカの骨の形成に必要なビタミンDの生成を促し、健康に育ちます。

稚魚を死なせない水換えの頻度と方法

稚魚は非常に繊細で、急激な水質や水温の変化に弱いです。そのため、水換えは慎重に行う必要があります。孵化後2週間ほどは、頻繁な水換えは避けましょう。水の汚れが気になる場合は、スポイトで底に溜まったフンや食べ残しを吸い出す程度に留めます。本格的な水換えは、ある程度体力がついてから開始します。その際も、換える水は全体の3分の1程度にし、新しい水は必ずカルキを抜き、元の飼育水と水温を合わせてから、ゆっくりと注ぎ入れるようにしてください。

フィルターやエアレーションは必要か?

生まれたばかりの稚魚は泳ぐ力が非常に弱いため、ろ過フィルターやエアレーションによって発生する水流は、稚魚の体力を奪い、消耗させてしまう原因になります。基本的に、体長が1センチを超えるまでは、フィルターやエアレーションは必要ありません。水量が十分に確保できていれば、酸欠の心配もほとんどありません。静かな止水環境で育ててあげるのが稚魚にとっては最適です。

稚魚の成長に合わせた管理のポイント

稚魚は日々成長していきます。その成長スピードに合わせて管理方法を調整していくことで、より多くの稚魚を元気に育て上げることができます。

共食いを防ぐ「サイズ選別」の重要性

同じ日に生まれた稚魚でも、成長スピードには個体差が出てきます。成長の早い個体は、小さい個体をいじめたり、餌を独占したり、場合によっては食べてしまうこともあります。この「共食い」を防ぎ、全ての稚魚に餌が行き渡るようにするために、「サイズ選別」が重要になります。明らかに大きい個体と小さい個体が出てきたら、別の容器に分けて飼育するようにしましょう。これにより、小さい個体も安心して成長することができます。

親メダカと合流させるタイミングと注意点

稚魚が体長1.5センチから2センチ程度まで成長し、親メダカに食べられる心配がなくなったら、親のいる水槽に合流させることができます。ただし、いきなり移すのではなく、必ず「水合わせ」を行ってください。また、合流直後は親メダカにいじめられることもあるため、アナカリスやマツモなどの隠れ家になる水草を多めに入れてあげると安心です。

屋外飼育と室内飼育での成長速度の違い

メダカの成長速度は水温に大きく左右されます。水温が高い夏場に生まれた稚魚は成長が早く、約2ヶ月で成魚になります。一方、水温が比較的低い春や秋に生まれた稚魚は、成長がゆっくりで、成魚になるまで3ヶ月以上かかることもあります。特に室内でヒーターを使わずに飼育している場合は、成長が緩やかになりますが、焦る必要はありません。それぞれの環境に合わせたペースで見守ってあげましょう。

まとめ

メダカの稚魚育成は、確かにデリケートで難しい側面もありますが、その一つ一つの過程は、生命の神秘を感じさせてくれる、メダカ飼育の最大の醍醐味です。今回ご紹介した「餌」「水換え」「環境」のポイントをしっかりと押さえれば、初心者の方でもたくさんの稚魚を元気に育て上げることができます。小さな命が日に日に大きくなり、やがて美しい成魚へと姿を変えていく様子を、ぜひ楽しみながら観察してみてください。あなたの愛情が、メダカたちをきっと元気に成長させてくれるはずです。

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