メダカの水槽・飼育容器は100均で売っているということについて説明します。ダイソーやセリアでメダカの飼育に使えそうな便利グッズものについても紹介します。
メダカの水槽・飼育容器はダイソー・セリアなどの100均で売られている!
メダカの水槽はダイソーやセリア、キャンドゥなどの100円均一ショップ(100均)で売られています。とはいえ、本格的なガラス水槽を100円で入手するのは不可能です。
ですが、水槽の代わりになる飼育容器はたくさんダイソーやセリアなどの100円ショップで販売されています。私も実際に100均で売られている商品を駆使してメダカなどの魚を飼育しています。そんな私がメダカの水槽を100均で入手する方法を紹介します。
できれば10リットル、最低でも3リットル以上ある容器を購入しましょう
ダイソーやセリアなどの100円ショップには様々な容器が売られていますが、できれば10リットル、最低でも3リットル以上ある容器を購入しましょう。メダカは1匹あたり最低1リットルの空間が必要だとされていますが、さすがに1リットル程度の容器だと窮屈です。
また小さければ小さいほど水が汚れるのが早くなるため水換えや温度合わせなど手間がかかります。このため、メダカを1匹しか飼育しなくても最低3リットル以上の容器をダイソーやセリアなどの100円ショップで購入することをおすすめします。
同じような理屈で金魚鉢よりもカブトムシなどを飼育するプラケースのほうがメダカ飼育に適しています。
ダイソーやセリアなどの100円均一ショップでは金魚鉢が売られていることがありますが、どれも1リットル程度のサイズしかありません。
もし本当にこのような小さな金魚鉢で金魚を飼育したらすぐに死んでしまいますしメダカもうまく育たないでしょう。
メダカの水槽・飼育容器の代わりになる100均の商品
メダカの水槽代わりになる100均の商品を紹介します。飼育容器に使えるようなプラスチックケースはほとんどダイソーでしか売られていません。ダイソーはタッパーなどホームセンターで買うと1000円以上するものが100円で売られているのでメダカの飼育容器を100均で買うときは非常におすすめです。
ストックボックス(10リットル・ダイソー)
ストックボックスは、ダイソーで300円で売られている10リットル前後の容量を持つプラスチック容器です。NVボックスと同様の形状をしているのが特徴です。サイズ感がちょうどよく、繁殖用の親メダカのペア管理や、稚魚の育成、選別水槽として幅広く使用できます。半透明の素材を使用しており、水の汚れ具合やメダカの様子を確認しやすく、日常のメンテナンスにも非常に便利です。
また、耐久性が高く長期間使用しても劣化しにくいため、コスパの良さも魅力です。複数個を並べて使用すれば、省スペースで系統管理や品種別の飼育も可能になります。100円とは思えない品質の高さと実用性で、屋外飼育のメイン水槽としても十分に機能するアイテムです。
平積みできるので稚魚や針子を狭いスペースで管理するのにおすすめです。NVボックスの半額以下なので脅威のコストパフォーマンスです。
https://jp.daisonet.com/collections/storage0103/products/4549131727166
蓋付き収納ケース(ダイソー)
蓋付き収納ケースは、ダイソーで300円で販売されています。容量は7リットルとストックボックスより少ないですが、透明度が高く横からメダカを観察できます。私は種親用のメダカを1ペアから2ペア前後飼育したり、針子用の容器として使っています。
このダイソーで売っている蓋付き収納ケースは、メダカ飼育において非常に汎用性が高いアイテムです。7リットル程度の水が入る容量で、針子の育成や産卵用の隔離水槽、また水合わせや薬浴といった用途にも活用できます。クリアな本体は水の透明度やメダカの様子を外側から簡単に観察できるため、日々の健康チェックにも役立ちます。
持ち運びや水の入れ替え時にも便利な形状で、透明で光が当たりやすく、水深も浅いので、メダカ飼育に適しています。
また、蓋が付いているため、飛び跳ね防止や虫・ホコリの混入対策にもなり、屋外飼育にも適しています(私は蓋は使っていませんが)。
使わないときは重ねて収納できるので、スペースの節約にもなります。ダイソーで複数個買い揃えて、シーンごとに使い分けるのがおすすめです。
飼育容器
まずいちばんポピュラーなのはカブトムシなどを飼育する飼育容器です。特に夏場では様々なサイズの飼育容器が販売されています。100円では一番小さいサイズのプラケースしか買えませんが、カブトムシの季節になると300円から500円程度で大きめのサイズの飼育容器が購入できます。
実は100均のプラケースで小さいサイズだと1リットル程度の大きさしかありません。あまりにも小さすぎるため、300円から500円払って大きめのケースにすることをおすすめします。
ちなみにダイソーやセリアなどの100円均一ショップで売られている300円の中型ケースは3リットル程度、
500円の大型ケースは5リットル程度の容積があります。3リットルだと2~3匹、5リットルだと3~5匹程度が限界なので注意しましょう。
ただし、100均にはミニサイズ以外夏しか売っていないのが欠点です。
透明収納ケース
透明収納ケースはダイソーで販売されている容器です。100均一で売られている容器の割には7.7リットルと大容量で値段も300円と非常に安いです。同じサイズの飼育ケースだと最低でも800円程度するので半額で購入できます。
ダイソーで売られている商品の中で、メダカ飼育用品に転用できるものの中でも極めて高性能だと思います。
実際、ダイソーの透明収納ケースは多くのメダカ屋さんで使用されており、中にはショーケースとして店頭に並べられているお店もあります。
スクエア収納ボックス
ダイソーで地味におすすめなのがスクエア収納ボックスです。セリアではプレーンケースと言う名前で販売されています。もともとは書類などを入れておくための容器ですが、メダカを入れておく水槽代わりとして利用できます。
スクエアボックスやプレーンケースは透明ではないので上からしか見えませんが、底が浅いので上から鑑賞するためには適しています。
容積も3リットルサイズと7リットルサイズがあり、メダカを飼育するには十分です。さらにダイソーには200円で15リットルの大きさの容器もあります。15リットルあれば針子から若魚までのサイズになるまで飼育することも可能です。
私は15リットルのスクエア収納ボックスを針子育成用に使っています。
また、色も黒色のものがあるためメダカの色が引き締まって見えるのも魅力です。
もちろん横から見ることはできないので水槽飼育とは異なりますが、メダカは本来上から見るものなのでプレーンケースでも大丈夫だと思います。ダイソーやセリアでは100円で売られているので非常にコストパフォーマンスが高い容器です。
https://jp.daisonet.com/products/4984355712770
収納BOX(透明、フタ付、20L)
また、ダイソーには20Lの収納ボックスも700円(400円から値上げ)で販売されています。メダカを飼育するのになんの問題もないばかりか、20リットルのプラケースやコンテナなどを購入しようとすると1000円以上はかかるため非常にコスパが高いです。半透明なので屋内で飼育するのにおすすめです。
https://jp.daisonet.com/collections/storage0103/products/4549131590661
ダイソーで購入できるメダカ飼育用品(餌・グッズなど)
ダイソーにはメダカの飼育容器だけでなく、餌や小物類などメダカの飼育にあると便利なグッズも販売されています。
やさしいすくい網(セリア/ダイソー)
やさしいすくい網はセリアとダイソー共通のメダカ飼育用品。100円で購入できます。
この黒いメダカ網は、まさに100均アイテムとは思えないほどの完成度を誇ります。網目が非常に細かく、針子(メダカの赤ちゃん)やミジンコのような小さな生体も確実にすくうことができます。
さらに、浅型の設計となっているため、水中での引っかかりが少なく、メダカを傷つけるリスクが極めて低いです。素材には丈夫なナイロンが使われており、毎日使用しても破れにくく、長期間の使用にも耐えてくれます。
数千円で売られている手作りの選別網と比較しても遜色なく、むしろ軽くて扱いやすいため、初心者からベテランまで誰にでもおすすめできます。市場で販売されている専用網は高額なものも多い中で、これがたった100円で手に入るのは驚きです。店頭で見かけた際には、迷わず複数本購入しておくことを強くおすすめします。
大型スポイト(ダイソー)
大型スポイトは、メダカの飼育環境を清潔に保つために欠かせないアイテムの一つです。底床にたまった汚れや残餌、稚魚用の餌として培養しているミジンコの吸引など、さまざまな場面で活躍します。市販のアクアリウム用スポイトでは1000円近くするものもあるなか、このダイソーの大型スポイトは100円で購入可能という圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
先端がやや細く設計されているため、細かい作業にも対応しやすく、水槽内での操作性も抜群です。耐久性も高く、複数個購入して用途ごとに使い分けることで、より清潔で効率的なメンテナンスが可能になります。特に針子用水槽や稚魚育成タンクなどでは重宝するアイテムなので、初心者の方でも安心して導入できます。
メダカの隔離ネット(セリア)
メダカの隔離ネットはセリアで100円で売られています。卵や針子を隔離しておくのに使えます。
ちなみにホームセンターなどで売られている隔離ネットは安くても数百円はするので非常にコスパが高いです。
また、百均の隔離ネットが一番使い勝手が良く、丈夫で長持ちします。
さらに、裏技的な使い方として、手袋のように手に装着して飼育容器をこすれば苔などをよく落とすことができます。
きな粉(ダイソー)
意外なアイテムとしておすすめしたいのが、食品コーナーに並んでいる「きな粉」です。実はこれ、ミジンコの餌として非常に優秀な働きをしてくれます。大豆由来のたんぱく質と脂質を多く含んでおり、微生物の繁殖を促す栄養源として最適です。
ごく少量を水に溶かしてミジンコの水槽に投入することで、餌としての効果を発揮します。入れすぎると水質を悪化させる原因にもなるため、使用量には注意が必要ですが、コスパの面では申し分ありません。既製品のミジンコ餌よりもはるかに安価で手軽に入手できるのが魅力です。
メダカの餌
ダイソーにはメダカや金魚の餌も売られています。なんと、80グラム100円という驚異の激安価格です。参考までにキョーリンの産卵繁殖用フードが40グラムで300円ぐらいなので、6倍のコストパフォーマンスを誇ります。
もちろんダイソーで安くメダカの餌を買いたいのであれば使ってもいいですが、キョーリンの餌やおとひめなどのほうが性能が良さそうなので私は使用していません。もちろん毒ではないですしちゃんとメダカも育つのでしょうが、餌はメダカにとって産卵数を決定するとても大事な要素なので私は買わないです笑
飼育容器のついでに買っておいても損はないでしょう。
https://jp.daisonet.com/products/4979909912058?_pos=2&_sid=cb33c7406&_ss=r
ザリガニの餌
ダイソーにはザリガニの餌も売られています。実はこのザリガニの餌は最強です。安い(80グラム100円)だけでなく、メダカやラムズホーン、ミナミヌマエビ、コリドラスが好んでよく食べます。
実際、コリタブやビーシュリンプ用の40グラム1000円の餌よりも圧倒的に食いつきが良かったです。カルシウムなどのミネラルやビタミンも豊富なので栄養価が高いです。
もちろんメダカも底に沈んだ餌をよくつついているので、ダイソーで売られているメダカ飼育用品の中ではスクエア収納ボックスと並んで有能です。ある意味飼育容器よりもありがたいです。
ダイソーは店舗によって取り扱い商品が異なっており、ザリガニの餌はほとんどのお店で売っていないのが欠点です。
https://jp.daisonet.com/products/4979909912034?_pos=2&_sid=f6933ceb7&_ss=r
カルキ抜き
ダイソーでは液体カルキ抜きも売られています。もちろん専門店で売っているコントラコロラインなどと全く同じように使用できるため、コストパフォマンスが圧倒的に高いです。
ただし、コントラコロラインなどにはカルキ抜きだけでなく表皮保護成分やミネラルなどが含まれています。私はカリウムが含まれているGEXのコロラインオフを使用しています。カリウムは水草が育つとき欠かせない栄養分なので普通のカルキ抜きよりも水草がよく育ちます。
当然ながらダイソーのカルキ抜きは添加剤が一切入っていないので、カルキだけ抜きたい方にはおすすめです。もちろんメダカにはミネラルもカリウムもあまり関係ないのでダイソーで十分でしょう。
クリーナーポンプ
水槽の水換え用ポンプもダイソーでは100円で販売されています。同様の製品を専門店で購入すると1000円以上するのでダイソーで買ったほうがいいでしょう。もちろん、アクア用品よりも安っぽいですが普通に使用するのであれば十分です。
赤玉土 1.5L
赤玉土 1.5Lもダイソーで販売されています。もちろん、大量に購入するならホームセンターのほうが安いですが、水槽1つだけならダイソーの赤玉土で十分だと思います。
レンゲ
メダカをすくうときにレンゲがあると便利です。ダイソーなら100円で購入できます。
プリンカップ
ダイソーでは卵を管理するプリンカップも100円で販売されています。ダイソーなら、80ccから400ccぐらいまで様々な大きさのプリンカップを100円で購入することができます。
https://item.rakuten.co.jp/petgoods-lilia/10000464/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868&icm_cid=18507775401&icm_agid=&iasid=wem_icbs_&icm_acid=255-776-8501&gclid=CjwKCAjw79iaBhAJEiwAPYwoCM0OGhLwKSaqseNn4zsX0rDUbDLPRIlSxU63YC5D4QyDOte8pPRvhBoC-o0QAvD_BwE
梅酒ビン
梅酒ビンはダイソーやセリアなどの100円ショップで売られている容器の中でメダカの飼育に最も向いているといえます。形もプレーンケースなどよりおしゃれなのでボトルアクアリウムを制作される方もいます。
大きさはいろいろありますが3リットル以上のビンを選ぶといいでしょう。700円で8リットルというサイズの梅酒ビンもダイソーに売られています。
https://jp.daisonet.com/products/4550480131047?_pos=2&_sid=9d9981fde&_ss=r
コレクションケース
コレクションケースなどの容器でもメダカを飼育することができます。ただし、半透明の物が多く透明のケースで大型のものはなかなか100円ショップには売られていません。
ダイソーやセリアでは飼育ケースが売られているのでそちらを購入したほうがいいでしょう。
ダイソーやセリアなどで売られている飼育用品について
ダイソーやセリアなどにはメダカなどの鑑賞魚を飼育するためのグッズが売られています。中には水換え用ポンプやカルキ抜きなど、役に立つものも販売されていますが、水換え用ポンプ以外ほとんど購入しなくてもよいと思います。
たとえば100円のダイソーの餌よりも安くてよいメダカの餌やバクテリアはたくさん売られています。Amazonや楽天で「メダカの餌」などのキーワードで検索してみてください。
ダイソーではメダカ用の商品も販売されていますが、飼育容器以外のものは購入しなくても大丈夫だと思います。
https://jp.daisonet.com/
その他のおすすめアイテム
この他にも、100円ショップにはメダカ飼育に役立つアイテムが数多く存在します。たとえば、「メダカの浮き輪」は産卵床を水面に固定するためのアイテムで、浮力のある素材と差し込み口が備わっており、誰でも簡単に設置できます。耐久性もあり、繰り返し使用できるのがメリットです。
「メダカボウル」は白と黒の2色があり、撮影や選別の際に背景色を変えて魚体を観察しやすくすることができます。また、「エアチューブ」や「エアストーン」は、水中への酸素供給を助ける重要なツールで、チューブは柔軟性と耐久性を兼ね備え、ストーンは細かい泡を発生させる設計です。
ピンセットやスプーンは、細かい餌を与える際に非常に便利で、手を濡らさずに作業ができるという利点があります。さらに、水温計(フロート型)は精度が高く、複数の容器に設置しても家計に優しい価格設定です。
トリートメント用の虫かごは、病気のメダカの隔離や薬浴、水合わせなどに最適で、名札セットを使えば品種や世代の管理も効率的に行えます。赤玉土やフィルター綿、洗濯バサミといった一見メダカとは無縁に思えるアイテムも、水質安定や遮光対策、排水設備の簡易化に活躍してくれます。
まとめ:100均はメダカ愛好家の宝庫!
100円ショップには、アイデア次第でメダカ飼育に活用できるアイテムが数多く揃っています。特に初心者の方にとっては、高額なアクアリウム用品を購入する前に、まずは100均アイテムで飼育環境を整えるのがおすすめです。もちろん、ロットや製造元によって素材や品質に多少の違いがあるため、購入前のチェックは忘れずに行いましょう。
セリアやダイソーのアイテムを上手に活用することで、コストを抑えつつも機能的で美しい飼育環境を実現することができます。メダカたちの健康を守りながら、あなたのメダカライフをより快適で楽しいものにしてくれることでしょう。
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