今回はメダカの飼育で必要な器具・用品について説明します。
この記事ではメダカを水槽で飼育する室内飼育で準備する道具について説明しています。
メダカの飼育で準備するもの【必須】
まずはメダカの飼育で絶対に必要なものを紹介します。
飼育容器(水槽)
まずメダカの飼育で絶対に必要なのは水を入れられる飼育容器です。これはガラス水槽でもいいですし、カブトムシなどを飼育するプラケースや梅酒ビン、タッパーなど水を蓄えておければなんでもいいです。
メダカは小さいので小型容器でも十分に飼育できます。
ちなみに屋外飼育の場合、水鉢やたらいなどの飼育容器を用意するだけで飼育が可能になります。
水槽は何リットルあればいいのか?
メダカを飼育するときの飼育容器は何リットルあればいいのでしょうか?これは1匹につき1リットルの容量が必要だとよく言われています。ですが、実際は2~3リットルにつきメダカ1匹程度に見積もったほうがいいと思います。
なぜなら水槽を立ち上げたばかりの頃は水が汚れやすいからです。水槽は立ち上げて1か月ぐらいで水が汚れにくくなるため、初期段階でたくさんメダカを入れると病気になったり突然死の原因となります。
このため、メダカの飼育準備のためにはなるべくメダカの数に対して大きな水槽を用意することをおすすめします。
たとえば一般的な30センチ水槽(Sサイズ水槽)は10リットル程度の容量がありますが、この場合でも水槽をゼロから立ち上げる場合は3匹から5匹程度に留めたほうが失敗しづらいです。
餌
メダカを飼育するときにはエサが必ず必要になります。ミジンコやイトミミズなどの生き餌などもありますが、ほとんどの人は配合飼料を使っています。
粉餌はホームセンターやスーパーマーケットでも安く売られているので気軽に準備できるでしょう。画像の金色のパッケージのエサは最もポピュラーで入手しやすいメダカ用配合飼料です。
このように産卵促進効果があるメダカのエサがよいのですが、ただ単に趣味としてメダカを飼育するだけならどんなエサでも大丈夫です。
https://www.aru-na.net/post-2663
バケツ
バケツはメダカの水槽に水を汲んできたり、水換えするときに必要になります。ですが、掃除などに使用したことがあるバケツは洗剤などで汚染されているため絶対に使ってはいけません。
新しくメダカ用のバケツを購入しましょう。バケツは100円ショップなどで販売されているので簡単に手に入るでしょう。
網
網はメダカを掬うときに必要になります。水換えのときや新しいメダカを追加するとき、水槽を変えるときなどに用います。
水換え用ポンプ
水換えをする際にいちいちバケツなどで水を汲み出すのは面倒なので水換え用のポンプが必要です。これは専門の道具が売られていますし、石油用のポンプでも代用できます。
石油用ポンプは非常に安価です。ただし石油に一度でも触れてしまったことがあるポンプは絶対に使用できません。
メダカを飼育するときになるべく準備したほうがよいもの
メダカを飼育するときに絶対に準備しなければならないものは実は上記だけです。
室内でもエアポンプや砂、ライトなしでメダカを飼育している方もいます。ですが、エアポンプや砂などの器具、用品があるとメダカがさらに買いやすくなります。ほとんどの初心者はこれらの用品も準備した方がいいでしょう。
カルキ抜き
メダカの水槽に直接水道水を入れてはいけません。水道水は消毒するために塩素が含まれており、メダカがダメージを受けます。このためカルキ抜きを使用して塩素を中和しなければなりません。
メダカを飼育している方はカルキ抜きを使わずにバケツに水道水を半日程度汲み置きしてカルキを自然に抜いている方もいます。
ですが、屋内でメダカを飼育している方のほとんどはカルキ抜きを使っていると思います。カルキ抜きも様々なメーカーから販売されていますが、おすすめはカリウムなどのミネラルが添加されている「コントラコロライン」「コロラインオフ」などの製品です。
エアポンプ
エアポンプはメダカの水槽に空気を送ります。エアポンプがないと水の中が酸欠状態になりメダカが死んでしまいます。
ですが、エアポンプなしでもメダカ水槽を屋内で維持している方はいます。とはいえ、エアレーションしないと水が緑色になってしまうので、普通にメダカを飼育するのならエアポンプはあったほうがいいと思います。
フィルター
メダカの場合は水流を好まないので、上部フィルターや外部式フィルターなどは適していないとされています。ただ、実際は強い水流が直接的な原因となって死ぬことはありませんが、メダカの飼育には高性能はフィルターは必要ありません。
特にこだわりがなければエアポンプにつなげるタイプの簡易式フィルター(投げ込みフィルター)で十分でしょう。ブリーダーの中にはスポンジフィルターを使っている方もいます。
底砂
メダカの水槽には底砂があったほうがいいと思います。底砂なしで飼育している方もいますし、砂があると卵がわからなくなるため入れていない方も多いです。
ですが、底砂があると水質が安定するため水換えを減らせます。特にソイルなどの「土」を入れると水質浄化作用が高いですしバクテリアや微生物のすみかとなり、メダカの本来の生活環境に近づくためおすすめです。
水草
水草もメダカの飼育には準備したほうがいいでしょう。特にアナカリスやマツモ、ウィローモスなどの水草は水の汚れを吸収してくれる能力が高いです。
このためアナカリスやマツモをメダカの水槽に入れておくと水槽が立ち上がっていない頃でも水が汚れにくく飼育が失敗しにくくなるのです。メダカの水槽に水草を入れるのは賛否両論ありますが、初心者で特に鑑賞目的(増やすのが目的ではない)ならば入れたほうがいいでしょう。
照明
メダカの水槽には照明があったほうがいいです。メダカは明るい場所を好みますし、日照時間が12時間以上でないと産卵しません。
照明がない暗い部屋では調子を崩しやすいと訴える方もいます。何より照明がないとメダカが綺麗に見えないので、趣味で楽しむならなおさら照明はあったほうがいいでしょう。
ホームセンターにも売られていますしAmazonで中国製のライトが安く買えます。
その他
その他にも大型のスポイトやPSB(バクテリア)、ゾウリムシなどはあると便利です。
スポイト
一気に20-30ml程度の水を吸い込める大型スポイトはメダカの飼育でとても重宝します。食べ残しや汚れを吸い出せるだけでなく、PSBやゾウリムシ、薬などを投入するときや、稚魚を吸い出すときにも使えます。メダカを飼育するのであれば大きなスポイトはあるととても便利な飼育用品だと思います。
PSB
PSBは光合成細菌と呼ばれ、水質浄化や稚魚のエサなど様々な用途に用いられています。毎日PSBを添加すると水質の悪化を抑えられたり、メダカに栄養を補給することができるとされています。
実際のところはどのような効果があるのかは議論の余地がありますが、私の経験上は水が綺麗になっているような感覚ははっきりとありますし、魚が元気になっている感覚もあります。私だけでなくPSBの効果を実感している方は多いので、購入してみるといいでしょう。
メダカの飼育用品をすぐに揃える方法
メダカの飼育用品はホームセンターに行けば全部手に入ります。
ホームセンターに行くと「金魚のお部屋」などの水槽セットが売られており、2千円前後で購入できます。
このセットとバケツ、網、水換え用のポンプを買えばメダカの飼育に必要なものはほぼ全て手に入ります。あとは照明と水草とソイルがあれば十分でしょう。
全部揃えても5千円程度なので、メダカの飼育で準備する初期費用はあまりかからないでしょう。
当記事監修者について
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