この記事では、メダカを室内の水槽で飼育・産卵・繁殖させる方法について説明します。
メダカは屋外のタライで飼育されている方が多く、屋内ではうまく育たないという方も多いです。ですが、私は完全に屋内の水槽でメダカを飼育しており、産卵や針子の育成も全部屋内で行っています。
今の私の感覚ではメダカの飼育難易度は屋内も屋外も同じぐらいのレベルに感じます。
メダカの屋内飼育で躓いている方、うまくいかない方はぜひ最後までお読みください。
メダカの屋内水槽飼育最大のコツ
メダカの屋内水槽飼育における最大のコツは2つあります。それは「病気に気をつけること」と「エサを多めに与えること」です。メダカはエロモナスやカラムナリスなどの細菌感染症に非常に弱いです。
水量が少ない水槽内ではこういった細菌が繁殖しやすく、メダカがすぐに病気になる方が多いです。
そこで、メダカを導入する前にきちんとエルバージュ+アグテンで薬浴させることにより、細菌感染症のリスクを大幅に抑えることができます。
私も薬浴をするようにしてからメダカを屋内で飼育しても死ななくなりました。今ではむしろ病気になって死ぬメダカのほうが稀な状態になっています。
エサを多めに与える
さらに、メダカは痩せやすく、一日中何かを食べ続けていないと弱って死んでしまう生き物です。
屋内でメダカを飼うと痩せて死んでしまうという方は非常に多いですが、ほとんどの方はエサをあまり与えないため、栄養失調でメダカが死ぬのだと思います。
屋外だとプランクトンなどが勝手に湧きますが、屋内だと微生物が湧かないため、こまめにエサを与えないとすぐにエサがなくなってしまいます。
そこで屋内ではエサを多めに与えるといいでしょう。もちろんエサが余ってしまうと水が汚れて病気になるので、食べ残しが発生しない程度に与えるのがコツです。
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屋内でメダカを水槽飼育する方法
屋内でメダカを飼育する方法について説明します。
準備するもの
屋内でメダカを飼育する際に準備するものは金魚や熱帯魚と同じです。
エアポンプ
フィルター
餌
ライト
カルキ抜き
PSBなど
ヒーター(冬場)
ヒーターは屋内のメダカを冬に繁殖させる場合は必須となります。エアポンプはあってもなくても大丈夫ですが、あったほうがメダカをたくさん一つの屋内水槽に入れられますし水が汚れにくくなるため水換えの頻度を減らすことができます。
フィルターはメダカの屋内飼育ではあったほうがいいです。この際一番メダカの屋内飼育に適しているフィルターはスポンジフィルターだと言われています。スポンジフィルターはメンテナンスしやすく、ヘドロなどのゴミが溜まりにくいというメリットがありますし、針子や卵が吸い込まれないためメダカにとって一番適しているといえます。
ただ、普通にメダカを屋内で飼育するのであれば水作エイトなどの投げ込み式フィルターで十分でしょう。
また、メダカは明るい場所を好むため熱帯魚用のライトを使用しましょう。光が当たらない屋内の場所に置いておくと死ぬこともあります。ただ、多くのショップや業者ではAmazonで売られている植物育成用LEDライトを用いていることがほとんどです。
屋内飼育では底砂を厚く敷かない
あと、屋内の水槽でメダカを飼育しているとどうしても病気が目立ちがちになる水槽がありました。そういった水槽は全て底砂が厚く敷かれていました。底砂を厚く敷いておくとエロモナスなどの嫌気性細菌が発生し、メダカが病気になりやすくなります。
これに気づいてから私はメダカを飼育するときには底砂をほとんど敷かなくなりました。ソイルなどをパラパラと3つまみぐらい底にまぶす程度です。どれだけ多くとも底砂の厚さを1センチ未満にして、嫌気槽ができないようにしています。底砂の薄敷を徹底してから屋内のメダカ飼育で謎の病気やポツポツ死がほとんどなくなりました。
もちろんベアタンクでメダカの屋内飼育をやってみてもいいのでしょうが、ソイルなどがあったほうが水槽の立ち上がりが早くなりますしミネラルなどの栄養素が土には含まれているため薄く敷いています。あとは水換えの際に底に溜まった汚れをスポイトやポンプで吸い取ってあげるといいでしょう。
水草・貝を入れる
メダカの屋内水槽飼育では水草や貝を入れたほうがいいです。水草は水中のアンモニアなどの毒素を吸収してくれます。
貝は食べ残しを食べてくれるため水が汚れにくくなります。水草はアナカリスやマツモなどがおすすめで、エビや貝はレッドラムズホーンがおすすめです。
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新鮮な空気を送る
メダカが屋内の水槽飼育で死ぬのは細菌が原因です。エアポンプで空気を送ってあげることで病気の原因となる細菌の繁殖を抑えることができます。ですが、メダカがすでに病気に感染している場合や、底砂を厚くしいて病原菌が繁殖している場合、エアポンプを使うと細菌を撒き散らしてあっという間にメダカが死んでしまうことが多いです。
実はメダカの屋内水槽ですぐに全滅してしまう原因は病原菌をエアポンプで撒き散らしてしまうのが原因です。止水で飼育すると破滅状態は防げますが水が汚れやすくなるため、底砂を撤去したあとで薬浴を行い、病原菌を抹殺してからエアレーションするのが一番です。
メダカの屋内飼育の前には薬浴をする
メダカの屋内飼育の前には必ず薬浴をさせています。薬浴の徹底によりメダカが屋内水槽で死んでしまうことはほとんどなくなりました。
ショップで売られている段階で病気が進行していて内蔵がやられていない限り、薬浴させれば屋内で問題なくメダカを飼育できます。
薬浴は私の場合「エルバージュ」と「アグデン」の二種類を同時に使用しています。どちらもバクテリアやエビ、貝などの生物に全く影響がないため、そのまま水槽に入れて薬浴しています。
ミナミヌマエビ
ヤマトヌマエビ
ラムズホーン
ミジンコ
タニシ
これらはメダカの屋内飼育の際に一緒に水槽に入れていますが、全く影響ありませんでした。今まで一匹も死んだことがないため安全です。
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まとめ
メダカの屋内飼育は細菌にさえ気をつければ簡単です。また、エサも多めに与えることでやせ細り病などのメダカ特有の病気を予防できます。
エサをたっぷりと与え、薬浴を徹底し、細菌の繁殖を抑えるようになった今ではグッピーや金魚より簡単に飼育しています。エルバージュとアグデンを購入してやってみてください。
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